2011年も暮れようとしている。3月11日の東北地方の大震災からの9か月。その衝撃や影響は色濃く残っている。そんな中、16日、野田首相から福島原発の事故そのものは収束に至ったという発表があった。国民はどのように感じたであろうか。24日には来年度の政府予算案が決まったが、またしても、3年連続で新規国債額が税収を上回る。11月のことになるが、塩害の地に綿を植え、農業再生により復興を支援しようという
「東北コットンプロジェクト」で、農家の方や一般・企業のボランティアの方々と綿の収穫作業をさせていただいた。6月の植え込みから5か月、苗植え時期の遅れと9月の台風の影響で、収穫量は少なかったが来年のための種子にはなるという。黙々と収穫作業に取り組む姿に、言葉が無くてもお互いに参加者の思いが伝わってくる。2012年、国の将来像を描いた政策が実感できる年になってほしい。